2013/06/20

思い出のサッカーゲーム達 ~最終回~

唐突に始めてしまった、これまで出会ったサッカーゲーム達に思いを馳せる企画でしたが、なんとか最終回に辿り着きました。
大取を飾るゲームは・・・
実況ワールドサッカー2 FIGHTING ELEVEN スーパーファミコン です。
第4回で取り上げた、実況ワールドサッカー PERFECT ELEVEN の翌年に発売されました。
ジョホールバルの歓喜まで、まだあと2年の頃です。
このゲームの何が僕を、いや僕らを夢中にさせたのか。
それは、4人同時プレーに他なりません。
4人で協力して挑む、深夜のワールドカップ最終予選。(ゲーム内では、インターナショナルカップでしたけれど・・・)
FKキッカーの、「せーの!」の声ででライン裏に飛び込む他3名。
全員空振りで、静寂の後の大笑い。
カウンターの大ピンチに、直立したままのディフェンダー。
まさかと振り向けば、座したまま力尽く友の姿。
もう単純に、楽しくて楽しくて仕方ない。

それはきっと、あの時代だからこその熱さだったと思うのです。
盛り上がるJリーグ、ドーハの悲劇を経て、次こそと期待高まる日本代表。
ちなみにですが、1995年のJリーグ、最優秀選手はストイコビッチ、最優秀監督はベンゲル、得点王は福田正博(2位はスキラッチ)、セレッソとレイソルが新たに加わって14チームとなった年でした。
カズがジェノアからヴェルディに復帰したのもこの年です。
青春真っ只中の僕と仲間達。
日本サッカー界の力強い流れに、なんの迷いもなく身を委ねていました。

2013年、日本代表は5大会連続でワールドカップ出場権を獲得し、世界への挑戦は、既に一つ上のステージに。
Jリーグは、少し元気が足りない気がしますが、海外リーグへ挑戦する選手が次々誕生し、今もサッカーファンの夢を育む場所であり続けています。
そして僕らは、もうそれぞれの陸地に辿り着いて、それぞれの戦いに明け暮れる毎日へと。

けして戻らない日々の、サッカーゲームの思い出達が連れて来た切なさは、いつかの恋心を懐かしむ気持ちに似ている。
未だ消えない、淡い想いが苦笑いを誘って、やがて優しい時間が訪れる。
・・・と、微妙な空気が流れ始めた気がしてきましたので、こんなところで終了致します。
駄文にお付き合い頂き、誠に有り難うございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿