思い出のサッカーゲーム達 ～第8回～

リアル【real】について、少しだけ。
サッカーゲームを楽しむ人の近辺では、リアルさが凄い！ とか、ここがもうちょいリアルだったら･･･  とか、そんな言葉が聞こえてきたりします。
プロサッカーの経験者などは、ほんの一握りの人間しか居りませんので、皆それぞれのレベルでのプレー体験や観戦の記憶と重ね合わせながら、様々な感想を述べるのでしょう。
この場合のリアルの意味としては、「現実に即していること」ではなく、「表現に現実感、迫真感があること」が適当と思います。
サッカーというスポーツを、どう表現したら、どんな人々がリアルと感じてくれるのか。
唯唯、制作側の方々にエールを送ることしか出来ませんが、想像を超える作品に出会える日を楽しみに待っています。

さて、第8回のサッカーゲームは･･･
ハットトリックヒーロｰ　アーケード版　です。

このゲーム、リアルかって訊ねたなら、大半はノーと答えるでしょう。
戦略性に乏しく、爽快感際立つプレーが出来るわけでもなく。
それでも、このハットトリックヒーローの試合が行われている世界を、妙に違和感なく受け入れられて、楽しむことが出来た。
良く出来たアニメを観る感じに近いのかも知れません。
選手が、監督が、審判が、観客が、確かな存在感をもって其処に居たのです。

プレーメーカー操作のハットトリックヒーロー、今こそ出番だと思いませんか、TAITOさん！
第8回は以上です。